小松市議会 2013-06-17 平成25年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2013-06-17
小松市においては、高等学校の郊外移転、加賀産業道路、国道8号線の開通、東西を結ぶ幹線道路の完成、住宅団地の造成、小松基地周辺の騒音、バブル期の中心市街地での地価上昇、大規模小売店舗の出店や商業施設の集積など、重心は東へ東へと移動してまいりました。 一方、駅西地区のほうは、中心市街地がそうであるように活性化はなかなか思うように進んでいないように思うわけであります。
小松市においては、高等学校の郊外移転、加賀産業道路、国道8号線の開通、東西を結ぶ幹線道路の完成、住宅団地の造成、小松基地周辺の騒音、バブル期の中心市街地での地価上昇、大規模小売店舗の出店や商業施設の集積など、重心は東へ東へと移動してまいりました。 一方、駅西地区のほうは、中心市街地がそうであるように活性化はなかなか思うように進んでいないように思うわけであります。
県庁、大学、病院などの郊外移転などにより、市街地の人口の減少や空洞化が顕著になっている中、このマスタープランは、人口規模の見直し、市街地の拡大抑制、中心部の都市再生事業の強化、伝統的まち並み保存と防災対策の両立など、かつての方針を大幅に転換し、コンパクトなまちづくりを目指す内容となっています。
例えば、金沢大学角間移転、内川墓地公園、戸室新保埋立場、内川残土処分場、医王ダム、辰巳ダム、広域基幹林道犀鶴線、山側環状道路、金沢テクノパークなどであり、民間では太陽が丘団地造成、金沢セントラルゴルフ場、短期大学の郊外移転などがあります。これによって失われた森林面積はおよそ300ヘクタールを優に超えています。これは、兼六園の30個分の面積に相当するものであります。
かつて公共施設や学校の郊外移転、郊外店舗の出店による商圏の移動、駐車場不足等による居住者の郊外移転、中心市街地の空洞化にはさまざまな要因が挙げられてきました。そして今、居住者には高齢化が進み、後継者不足から空き店舗がふえつつあります。 高齢者適応型都市空間の創造、文化回廊の整備、地産地消を目指す商店群の構成などいろいろな声も聞かれます。
金沢短期大学の辰巳移転、金城短期大学の松任移転、金沢大学の角間移転と、相次いでの郊外移転以来、環状という形態にはなりましたが、中心部での高等教育機関の空洞化が、ある面での中心市街地の活性化にマイナス要因としての影響を与えていると思っています。それは商店街の意味においても、また市民と学生との交流の点においてでもあります。
しかし、今日夜間人口の減少、交通アクセスの低迷、公共施設の郊外移転あるいは大規模小売店舗の郊外展開等による商業機能の空洞化等、中心市街地の空洞化が進展しているのであります。
さて、市長は「通勤時の慢性的渋滞などを考えれば、地下鉄などの新交通システムに行き着く」と述べられ、本市では将来の地下鉄導入を前提とした事業への布石も既に打たれておられますが、県庁の郊外移転は新たな交通渋滞を誘発し、拍車をかけるとの懸念の声も聞かれ、新県庁舎整備構想と跡地利用構想の両専門委員会は、交通渋滞解消のための新交通システムが不可欠との意見をまとめております。